如月琴希 詩


こんにちは、きさらです。
このページでは拙作の詩をまとめています。
一部には個人的な解説のページも作った(というかこれから作る。多分)のですが、それに関してはぜひ一度自分での解釈を行ってから見てほしいと思います。
答え合わせじゃないので、これを読むことによって解釈の幅を狭めてほしくないとも思います。むしろ広げていただければ幸いです。
もとよりこの薄っぺらな人生から出てくる詩ですからね、そんなすごいものになりうるのかってお話も…(笑)
まあ、ゆる~く読んでいただければと思います。

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以下の表がメニューになっていますが、それぞれタイトル(本文リンク)、解説、備考の順番に並んでいます。…なんて、読まなくてもわかるかと思いますが。
雲の隙間-初出:札幌西高校文芸部活動日誌(ブログ)作品ページ
透明な空-初出:札幌西高校文芸部活動日誌(ブログ)作品ページ


雲の隙間

いつものように歩く帰り道

白の隙間から、薄い蒼がのぞく
やがてそれは、濃い藍色に変わる

濃く、薄く、濃く
移り変るのは、どれも同じ

その雲の隙間も、こわれたように

全ては常ではいられない
全ては変らずにいられない
透明な空

地平線から、蒼く
見上げるほどに、瑠璃色
その向こうには、藍色

それは透明な輝き
硝子よりも、深く、繊細に
空は輝いている
淡く、深く、輝いている

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